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<title>朝いちの岳道ですよ～ん</title>
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<description>日々のニュースからコラムの配信だよ～ん</description>
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<title>「仕分け」のできる人【産経妙】</title>
<description> 最期まで「老いの一喝」に徹してきた上坂冬子さんの「歯切れの良さ」の秘密はどこにあるのだろう。その疑問を上坂さん自身が一昨年１１月、大阪での「正論」懇話会で解き明かしている。「これでいいのか　日本」という文字通り「一喝」の講演だった。上坂さんは、今の日本では迷わなければならない、結論を簡単に下しちゃ困るという部分が、あっさりと割り切られている。反対に「一刀両断」に切らなきゃいけない部分が切られていな
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">最期まで「老いの一喝」に徹してきた上坂冬子さんの「歯切れの良さ」の秘密はどこにあるのだろう。その疑問を上坂さん自身が一昨年１１月、大阪での「正論」懇話会で解き明かしている。「これでいいのか　日本」という文字通り「一喝」の講演だった。<br /><br />上坂さんは、今の日本では迷わなければならない、結論を簡単に下しちゃ困るという部分が、あっさりと割り切られている。反対に「一刀両断」に切らなきゃいけない部分が切られていないと指摘した。そこに一番の問題がある、というのである。<br /><br />例えば「戦前の日本はすべて間違っていた」など、とても簡単には言えないことなのに、そう結論づける。逆に靖国神社問題では「日本の代表がお参りするのは当然」と言えばいいのに、できない。そして北方領土問題も「一刀両断」に切るべきことなのだという。<br /><br />上坂さんによれば、この問題は「単純で簡単」だ。四島がソ連に「拉致」されたのは明白だからである。日本はそっくり取り戻すことだけ考えればいい。「面積で２等分」といった姑息（こそく）な考えすら出てくる政府関係者に、ぜひとも学ばせたい「歯切れの良さ」だった。<br /><br />それで思い出すのは、マーガレット・サッチャー元英国首相をめぐる話である。１９８２年、アルゼンチンに占領されたフォークランド諸島を取り戻すため強攻策を打ち出した。だが閣僚たちはみな消極的だ。そこでこう叫んだという。「この内閣に男は１人しかいないのか」。<br /><br />たぶん危ないジョークだろう。しかし彼女もまた「一刀両断」と「迷うべきこと」との区別ができていたように思える。上坂さんを失った今、日本でそんな「仕分け」のできる人が何人いるのか、心もとない。そして限りなく寂しい。【産経妙】</span> ]]>
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<dc:subject>コラム</dc:subject>
<dc:date>2009-04-19T04:35:35+09:00</dc:date>
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<title>高齢者医療―税金の投入拡大も視野に</title>
<description> 　新制度が始まってわずか半年で、首相までが「抜本的に見直す」と言い出したあの騒ぎは何だったのか。 　高齢者医療制度について、与党プロジェクトチームは結局、抜本見直しの議論を秋以降へ先送りした。決めたことといえば、「後期高齢者」という呼び方をやめることや当面の負担軽減策だけだ。舛添厚生労働相の有識者検討会も、意見をまとめないまま先月、審議を打ち切った。 　背景には、新制度の手直しで反発がやわらいできた
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">　新制度が始まってわずか半年で、首相までが「抜本的に見直す」と言い出したあの騒ぎは何だったのか。 <br /><br />　高齢者医療制度について、与党プロジェクトチームは結局、抜本見直しの議論を秋以降へ先送りした。決めたことといえば、「後期高齢者」という呼び方をやめることや当面の負担軽減策だけだ。舛添厚生労働相の有識者検討会も、意見をまとめないまま先月、審議を打ち切った。 <br /><br />　背景には、新制度の手直しで反発がやわらいできた事情がある。保険料を年金から強制的に天引きするのをやめて口座振替を選べるようにし、低所得層の負担も軽減した効果だ。 <br /><br />　ＮＰＯ法人・日本医療政策機構が１月に実施した世論調査では、基本的にいまの制度を維持すべきだと答えた人が４９％。７０代以上ではその割合がもっとも高く、５６％にのぼった。 <br /><br />　自治体からも「一貫しない政策に住民が不安や不信を募らせている」と、むしろ制度の定着をはかるよう求める声が出ている。 <br /><br />　ならば、政府・与党は「実施した新制度をベースに必要な改善をする」とはっきりかじを定めるべきだ。 <br /><br />　では何を見直すか。７５歳以上を独立させた新制度にお年寄りが抱く最大の不安は、保険料の負担がどんどん上がりはしないか、受けられる医療の内容が財政事情によって将来制限されることはないか、という点だろう。 <br /><br />　高齢化で、お年寄りの医療費はさらに膨らんでいく。新制度ではその半分は税金でまかなわれるが、４割は働く世代が負担し、１割はお年寄り自身が保険料で負担することになった。 <br /><br />　この負担の割合が変わらなければ、医療費の拡大に従って、保険料も２年ごとの見直しで引き上げられる。一方で年金の給付は、少子化が進むのに伴って目減りしていきそうだ。 <br /><br />　負担可能な保険料の水準はどこか。税金の割合を半分以上へ増やしていかねばならないのではないか。これらの点をめぐる議論を急ぐべきだ。 <br /><br />　野党も、新制度の廃止を訴えるだけでは済まされない。 <br /><br />　民主党は、年齢や職業にかかわらずみんなが一つの制度に入る「一元化」を掲げている。しかし、サラリーマンと自営業者では、所得の把握状況や、保険料算定のもとになる「収入」のとらえ方が異なる。どうやって公平な負担のルールをつくるのか。 <br /><br />　いまは健保組合ごとに保険料率が違うが、すべて同じ保険料率となれば大幅な負担増になる人も出てくる。一元化で負担はどう変わるのかなど、具体的でていねいな説明がなければ、混乱を広げることになりかねない。 <br /><br />　政権交代が現実に起きる可能性があるときだからこそ、野党も責任ある選択肢を示してほしい。 <br /><br />４/１９　朝日新聞　社説</span> ]]>
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<dc:subject>社説</dc:subject>
<dc:date>2009-04-19T03:26:13+09:00</dc:date>
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<title>社会保障カード　不安解消が導入の前提</title>
<description> 　年金手帳や医療・介護保険証の役割を１枚のカードにまとめる「社会保障カード（仮称）」は、自宅で年金記録が閲覧できるなど便利な機能を多く持っているが、その半面、個人情報侵害の不安などのリスクと背中合わせになっている。カードの利点は認めるが、国民が不安や懸念を持たないシステムを作ることが導入の大前提だ。　厚生労働省の有識者検討会が社会保障カードの基本計画の報告書をまとめた。同省は今年度中に複数の市町村
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">　年金手帳や医療・介護保険証の役割を１枚のカードにまとめる「社会保障カード（仮称）」は、自宅で年金記録が閲覧できるなど便利な機能を多く持っているが、その半面、個人情報侵害の不安などのリスクと背中合わせになっている。カードの利点は認めるが、国民が不安や懸念を持たないシステムを作ることが導入の大前提だ。<br /><br />　厚生労働省の有識者検討会が社会保障カードの基本計画の報告書をまとめた。同省は今年度中に複数の市町村で実証実験を行い、問題点を洗い出し、１１年度の導入を目指している。検討会は今年３月には報告書をまとめる予定だったが、委員の意見集約が遅れた。そこで「一定の結論を得たものではない」と、ただし書きを付けたうえで了承し、今後さらに検討を続けることになった。<br /><br />　報告書がまとまったから終わりではない。基本計画は十分なものとは言えず、残された問題も多い。課題を残さず議論し、よりよい仕組みにしていく作業を続けるべきだ。それを怠り、カードを日常的に使う国民からそっぽを向かれたら、巨額の投資が無駄になる。<br /><br />　カードの導入には賛否両論がある。プライバシー侵害や情報漏れの危険性があるからだ。そこで個人情報の一元的管理への不安を解消する手段として、年金、医療、介護の情報を集約化せず、カードで中継データベースにアクセスし、そこから年金など個別のデータベースに接続して情報を得る仕組みとした。これによって年金や保険証の番号を共通化し、国民一人一人に社会保障番号をつけて管理することは見送った。中継データベースへのアクセスは安全性が高いと言われる「公開鍵暗号」の技術を採用する。<br /><br />　公的機関による個人情報管理システムが幅広く国民に理解を得られないのは、住民基本台帳ネットワークが普及しないことなどからも分かるように、公務員に対する国民の根深い不信感があるからだ。公務員に対する不信感をぬぐい去ることも重要なことだ。<br /><br />　社会保障カード導入の前に、国民に説明すべき課題がある。導入のためのシステム構築などにかかる費用の試算を早急に明らかにし、費用対効果を判断する材料を示すべきだ。<br /><br />　次に、政府は現在行っている電子政府・自治体を目指す「国民電子私書箱構想」の検討を急ぎ、国民に示すべきだ。この構想の重要な柱として社会保障カードが位置づけられており、報告書は「同カードのためだけの新たな投資は極力避けることが必要」と指摘している。無駄な二重投資を避けるためにも、政府は全体構想を早く示すべきだ。<br /><br />４/１９　毎日新聞　余録</span> ]]>
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<dc:subject>社説</dc:subject>
<dc:date>2009-04-19T03:19:36+09:00</dc:date>
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<title>太陽光発電【余録】</title>
<description> 南米チリのアタカマ、スペイン領カナリア諸島、ハワイ島のマウナケア山。これら３地点の共通項がすぐに思い浮かぶとすれば、天文ファンに違いない。天候がよく、晴天率が高い。湿気が少なく、大気が安定している。近くに街明かりもない。こうした条件は、地上から望遠鏡で宇宙を見通すのに欠かせない。ところが、地球上にそんな良い場所はそうは残っていない。そこで、これらの場所に各国の望遠鏡が林立することになる。考えてみる
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">南米チリのアタカマ、スペイン領カナリア諸島、ハワイ島のマウナケア山。これら３地点の共通項がすぐに思い浮かぶとすれば、天文ファンに違いない。<br /><br />天候がよく、晴天率が高い。湿気が少なく、大気が安定している。近くに街明かりもない。こうした条件は、地上から望遠鏡で宇宙を見通すのに欠かせない。ところが、地球上にそんな良い場所はそうは残っていない。そこで、これらの場所に各国の望遠鏡が林立することになる。<br /><br />考えてみると、この条件は太陽光発電にとっても悪くない。そこに目をつけた東京大学が、天文学と太陽光発電を結びつけた、めずらしいプロジェクトを提案している。アタカマ砂漠に太陽光発電施設を設置し、電気のロスがない超電導ケーブルで近隣の街に送電する。同時に、大型赤外線望遠鏡を建設し、ここの電力もまかなう構想だ。<br /><br />アタカマ以外はどうかと思ったら、住友商事が昨年、カナリア諸島のテネリフェ島で太陽光発電事業を行うと発表していた。この島に限らず、スペインは太陽光発電の適地で、急速に導入量を増やしている。これまでの累積では、すでに日本を抜いたともいわれる。<br /><br />日本の導入が伸び悩んだのは政策の失敗だが、ここへきて経済対策として再び浮上してきた。太陽光発電を２０年に現在の２０倍にする戦略や、公立小中学校に太陽光発電設備を設置する対策が政府から公表されている。<br /><br />ガリレオが初めて望遠鏡を夜空に向けてから今年で４００年。天文学者は観測場所を求め、宇宙にまで進出するようになった。太陽光発電も「日本は日照が足りない」などといわず、世界に可能性を求めていく時ではないだろうか。【余録】</span> ]]>
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<dc:subject>コラム</dc:subject>
<dc:date>2009-04-19T03:12:53+09:00</dc:date>
<dc:creator>gakudoh</dc:creator>
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<title>タイムマシンで行きたい時代は【天声人語】</title>
<description> １０歳の女の子の独白である。〈私は不思議に思う／悲しい時くるしい時、時間は長い／楽しい時うれしい時、時間は短い／どうして時間はとまらないのかな／タイムマシンがあれば楽しいと思う／赤ちゃんの時や未来へ行ってみたり／いろんなことをしてみたい／今私がすることは／あしたに向かって歩くこと〉。宇宙で人が暮らす時世というのに、時間旅行はままならない。時は止まらず、戻らず、秒針が刻む「今」があるだけだ。過去は振
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">１０歳の女の子の独白である。〈私は不思議に思う／悲しい時くるしい時、時間は長い／楽しい時うれしい時、時間は短い／どうして時間はとまらないのかな／タイムマシンがあれば楽しいと思う／赤ちゃんの時や未来へ行ってみたり／いろんなことをしてみたい／今私がすることは／あしたに向かって歩くこと〉。<br /><br />宇宙で人が暮らす時世というのに、時間旅行はままならない。時は止まらず、戻らず、秒針が刻む「今」があるだけだ。過去は振り返り、未来は夢想するしかない。<br /><br />小紙別刷り「ｂｅ」が、読者８５００人にタイムマシンで行きたい時代を聞いたところ、過去が５９％、未来が４１％と割れた。過去は７０年代、５０～６０年代、８０年代に続き江戸時代が人気だった。未来は１００年後、１０年後、３０年後の順だ。<br /><br />理由をざっと見ると、過去派は現在の自分につながる何かを変えたいらしい。未来派は、自分や社会の行く末に案ずるところがあるようだ。江戸の世や千年後の世界は、好奇心に誘われての旅先と思われる。<br /><br />悔いも憂いも加齢とともに増すけれど、お構いなく歳月は飛んでいく。３６５日が短くなるのは、何をするにも「時の残量」がよぎるせいか。夢のない話で恐縮だが、タイムマシンに乗るなら、行き先はともかく足腰が立つうちにと願う。<br /><br />冒頭の詩「時計」は９３年、小紙群馬版に載った。作者は「あした」へと歩き続け、２０代も半ばのはずだ。この詩に宿る、夢は夢として今をしっかり生きる心根は、充実した人生の支えになろう。正子さん、まだお持ちだろうか。【天声人語】</span> ]]>
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<dc:subject>コラム</dc:subject>
<dc:date>2009-04-18T17:07:10+09:00</dc:date>
<dc:creator>gakudoh</dc:creator>
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<title>消費者庁　地方の足腰も鍛えよ</title>
<description> 　消費者庁設置関連法案が衆院を通過した。今国会で成立し年内にも発足する。しかし、被害情報などを吸い上げる地方の窓口強化は心もとない。疲弊著しい地方の立て直しにもっと力を注ぐべきだ。　消費者行政は農林水産、経済産業省など省庁縦割りで進められてきた。それを束ね、司令塔役を担わせる中央組織の姿をどう描くべきか。国会審議は「内閣からの独立性」をめぐり政府・与党と民主党が対立したが、修正協議で決着が図られた
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">　消費者庁設置関連法案が衆院を通過した。今国会で成立し年内にも発足する。しかし、被害情報などを吸い上げる地方の窓口強化は心もとない。疲弊著しい地方の立て直しにもっと力を注ぐべきだ。<br /><br />　消費者行政は農林水産、経済産業省など省庁縦割りで進められてきた。それを束ね、司令塔役を担わせる中央組織の姿をどう描くべきか。国会審議は「内閣からの独立性」をめぐり政府・与党と民主党が対立したが、修正協議で決着が図られた。<br /><br />　妥協策は、政府提案の消費者庁の下部組織として企画立案などを提言する民間人の消費者委員会を消費者庁本体と同格とし、独立性と監視能力を高めることで折り合った。<br /><br />　消費者委は首相に勧告する権限も持つ。消費者庁の骨格を維持しつつ、内閣から独立させる民主党の消費者権利院構想の考え方も反映させた折衷案だ。<br /><br />　誕生する消費者庁には消費者行政に関係する二十九本の法令が他省庁から移管され、一元的に所管する。職員二百人で発足し、消費者からの相談や情報提供を二十四時間体制で受け付ける。<br /><br />　しかし、被害者をどう救うかなど、積み残した課題も多い。優先順位からいえば、まずは消費者との直接の接点となる地方消費生活センターの再生を急ぐべきだ。<br /><br />　「相談員の専門知識習熟には四－五年かかるが、雇い止めの影響で２６・３％が勤務三年未満」。衆院の参考人質疑で消費者団体の幹部が窮状をこう訴えた。自治体の消費者行政予算は財政悪化により、この十年間で半分近くに減った。相談員の九割以上は非正規雇用という。研修費用にも事欠く。<br /><br />　中国製ギョーザ中毒事件では兵庫、千葉県で被害が確認され、二十人を超える死者を出したガス湯沸かし器の中毒被害は全国に広がった。国の消費者行政は自治体からの情報に頼っており、アンテナが錆（さ）びついたままで消費者庁は有効に機能するだろうか。<br /><br />　法案の修正協議の結果、地方消費者行政活性化基金を積み増して相談員の人件費にも一部充てられることになったが、センターの人員配置や国の支援などは「三年以内に検討」と先送りされた。<br /><br />　消費者庁は、明治以来の産業優先から生活者重視の行政に転換する－が理念のはずだ。司令塔の輪郭は見えてきたが、それを手足となって支える「現場力」を弱らせては生活者重視が危うくなる。<br /><br />2009年4月18日　中日新聞　社説</span> ]]>
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<dc:subject>社説</dc:subject>
<dc:date>2009-04-18T06:38:12+09:00</dc:date>
<dc:creator>gakudoh</dc:creator>
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<title>「３．５島」返還　首相の説明を聞きたい</title>
<description> 　日露間の懸案の北方領土問題で麻生内閣の姿勢に不透明感が漂っている。麻生太郎首相や首相周辺から、日本が原則としている四島返還にこだわらないとの発言が出ているからだ。５月にプーチン・ロシア首相を迎える麻生首相は真意を自らの口で説明すべきである。　２月の日露首脳会談では、「独創的で型にはまらないアプローチ」により領土交渉を行うことが確認された。その際、麻生首相は記者団に「役人に任せていてはだめだ。政治
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">　日露間の懸案の北方領土問題で麻生内閣の姿勢に不透明感が漂っている。麻生太郎首相や首相周辺から、日本が原則としている四島返還にこだわらないとの発言が出ているからだ。５月にプーチン・ロシア首相を迎える麻生首相は真意を自らの口で説明すべきである。<br /><br />　２月の日露首脳会談では、「独創的で型にはまらないアプローチ」により領土交渉を行うことが確認された。その際、麻生首相は記者団に「役人に任せていてはだめだ。政治家が解決する以外に方法はない」「向こうが２島、こっちが４島では全く進展しない」などと語った。<br /><br />　「独創的なアプローチ」の内容については言及しなかったが、日本の首相が四島返還にこだわらない考えを公言したのは初めてだった。<br /><br />　麻生首相は外相当時の０６年に国会で「択捉島の約２５％を（国後、歯舞、色丹の）３島にくっつけると（面積は）５０－５０の比率になる」と面積等分解決案に触れたのをはじめ、３島返還論や共同開発論にも言及したことがある。過去の発言と照らし合わせ、四島返還方針の変更を検討しているのかと受け取る向きもあった。<br /><br />　しかし、政府はその後の閣議で面積等分案を否定する答弁書を決定し、その中で「北方四島の我が国への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、態様および条件は柔軟に対応する」との従来方針を強調した。<br /><br />　こうした経緯の中で、今度は政府代表を務める谷内正太郎前外務事務次官が毎日新聞のインタビューで、「個人的な考え」と断りながら「３．５島返還でもいいのではないか」と四島返還にこだわるべきではないとの考えを示した。<br /><br />　谷内氏は「（歯舞、色丹の）２島では全体の７％にすぎない。択捉島の面積がすごく大きく、面積を折半すると３島プラス択捉の２０～２５％ぐらいになる」とも述べた。麻生首相の面積等分案と軌を一にしている。<br /><br />　河村建夫官房長官はさっそく、谷内発言は政府の公式見解ではないと打ち消した。だが、谷内氏は政府代表の立場にあり、麻生首相が外相だった時の外務事務次官でもある。首相の意向を反映した発言と受けとっても不自然ではないだろう。<br /><br />　外交に駆け引きはつきものである。麻生首相や谷内氏の発言はロシアから柔軟姿勢を引き出すための交渉戦術なのかもしれない。そうだとしても、衆院選を控えたこの時期に北方領土問題の打開を急ぐのはリスクを伴う。国論が分かれる重要問題は民意を受けた政権が対処すべきである。首相がどうしても自身の手で解決への道筋をつけたいというなら国民に説明したうえで衆院選で問うのが筋である。<br /><br />４/１８　毎日新聞　社説</span> ]]>
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<dc:subject>社説</dc:subject>
<dc:date>2009-04-18T03:31:48+09:00</dc:date>
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<title>イチロー選手の最多安打記録【余録】</title>
<description> 地獄の閻魔（えんま）大王の取り調べに「ベースボールは餓鬼になってもやろうと思っています。地獄にも矢張（やっぱり）広い場所がありますか」と聞いたのは俳人、正岡子規である。むろん戯文での話だが、さすが「打者」「走者」「四球」などの野球用語を案出した人だ。その子規がベースボールを紹介した一文では「廻了（かいりょう）」「除外」「短遮（たんしゃ）」「攫者（かくしゃ）」などの言葉も見える。それぞれ「ホームイン
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<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">地獄の閻魔（えんま）大王の取り調べに「ベースボールは餓鬼になってもやろうと思っています。地獄にも矢張（やっぱり）広い場所がありますか」と聞いたのは俳人、正岡子規である。むろん戯文での話だが、さすが「打者」「走者」「四球」などの野球用語を案出した人だ。<br /><br />その子規がベースボールを紹介した一文では「廻了（かいりょう）」「除外」「短遮（たんしゃ）」「攫者（かくしゃ）」などの言葉も見える。それぞれ「ホームイン」「アウト」「ショートストップ」「キャッチャー」だ。こちらは後世には残らなかったが、工夫はうかがえる。<br /><br />そこには「安打」の言葉は見えないので、後の誰かが考えたらしい。こうして米国生まれの用語を漢語とカタカナ語に置き換え、みごとに野球を定着させた日本人である。だが明治とはいわず１０年前でも、「日本最多安打記録」が米国で達成されると予想できた人はいないだろう。<br /><br />張本勲さんの３０８５安打という日本最多安打記録をイチロー選手がとうとう日米通算３０８６安打の達成で塗り替えた。今季初出場だった前日は満塁ホームランで派手にタイ記録に追いつき、続く試合で軽々と新記録の扉を開いてみせた。<br /><br />こう書けば、野球の神様に愛された天才の当然の通過点と思えるし、現にそうなろう。だがＷＢＣ大会で不調にあえぎ、その後胃かいようで苦しむ姿を見せたイチロー選手だ。「安打の数よりはるかに多くの悔しさを味わってきた」というかつての言葉の重みが今はよく分かる。<br /><br />先には９年連続２００安打という大リーグ記録の扉も見える今季である。「打者」という言葉にどこまで新たな記録を盛り込めるのか。子規も地獄、いや極楽の広っぱから応援していよう。【余録】</span> ]]>
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<dc:subject>コラム</dc:subject>
<dc:date>2009-04-18T03:21:00+09:00</dc:date>
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