岳道の時事放談ですよ~ん
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エントリー目次
- 「安倍首相」月内にも内閣改造 [2017. 07/03]
- ヤンキー先生に噛みつく蓮舫代表 加計学園と中国漁船衝突 [2017. 07/03]
- 山田氏、福本氏悲痛 「ええで、ええで」の名将・上田利治氏死去 [2017. 07/03]
- 巨人の自力V消滅!72試合目…異例の早さ 由伸監督 [2017. 07/03]
- 【産経抄】豚小屋の中で餌を食らう生活 [2017. 07/03]
- 【読売社説】都議選自民大敗 「安倍1強」の慢心を反省せよ [2017. 07/03]
- 朝刊 都議選、自民が歴史的大敗 小池氏勢力が過半数 [2017. 07/03]
- 文科省人事 粛清対象は文書発信女性課長補佐や喜平隊か [2017. 07/03]
- まさか…台湾人がこんなにも「日本好き」だなんて 中国 [2017. 07/03]
- 【ポトマック通信】置き去りにされる医療問題の全体像 [2017. 07/03]
- 【甘口辛口】故障の影響が心配される稀勢の里… [2017. 07/03]
- 朝刊 藤井四段、30連勝ならず 佐々木五段に敗れる [2017. 07/03]
- 糖尿病の人は、歯周病になりやすい [2017. 07/03]
- 【爺放談】バレンタイン症候群 [2017. 07/03]
- 【7月03日】立浪草(たつなみそう) [2017. 07/03]
「安倍首相」月内にも内閣改造
2017.07/03 (Mon)

安倍晋三首相=佐々木順一撮影
自民党が東京都議選で惨敗したことで、安倍晋三首相の求心力低下は必至だ。第2次安倍内閣発足以来続いてきた「安倍1強」が揺らぎ、今後の政権運営は一気に不透明感を増した。首相は早期の内閣改造・党役員人事で局面を打開したい考えだ。7月中旬から8月上旬にも踏み切るとみられる。
首相は2日夜、東京都新宿区のレストランで麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明前経済再生担当相と会談した。
自民党は、学校法人「加計学園」の問題で守勢を強いられた。萩生田光一官房副長官や下村博文幹事長代行(都連会長)の名も取りざたされた。稲田朋美防衛相が都議選の応援で「自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」と発言した問題も追い打ちをかけた。
いずれも首相と近い議員で、首相とその「身内」が逆風を招いたとの不満が広がる。首相側近は「すぐに人事に着手しないと持たない」と述べた。今週後半からの欧州歴訪後に人事に踏み切るとの見方もある。ただ、新任閣僚が失態を起こせば、さらに政権が弱体化するジレンマもある。首相は難しい判断を迫られる。
首相は今秋の臨時国会に自民党改憲案を提出すると表明している。しかし、党内には首相方針への異論もあり、惨敗は首相の目指す改憲日程にも影響しそうだ。(高山祐)
毎日新聞 7/3(月) 0:43配信
ヤンキー先生に噛みつく蓮舫代表 加計学園と中国漁船衝突
2017.07/03 (Mon)
民進と民主で180度異なる情報流出公務員の扱い
記者会見する民進党の蓮舫代表=党本部(斎藤良雄撮影)
学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設問題をめぐり、民進党が文部科学省の前川喜平前事務次官をはじめ内部告発者を“正義のヒーロー”とばかりに持ち上げ、安倍晋三政権への批判を強めている。だが、旧民主党政権時代には尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり、映像をインターネット上に公開した元海上保安官を“犯罪者”として扱った過去がある。蓮舫代表もそこは気付いているようだが…。
「副社長レベルが、一般社員の勇気の告発を処分するといえば、職員の士気に影響が出る。結果として公益に値する行政になるのか、冷静に考えれば分かる」
蓮舫代表(49)は6月15日の記者会見で「ヤンキー先生」として知られた義家弘介文科副大臣(46)の対応について、こう批判した。
蓮舫氏が問題視したのは13日の義家氏の参院農林水産委員会での答弁だった。
加計学園問題をめぐり「総理のご意向」などと記した記録文書の存否が焦点となっていた中、複数の文科省の職員が報道機関の取材に対して存在を認め、証言をしていた。
義家氏は、告発した職員らが公益通報者保護制度の対象になるかを問われ、「一般論」と前置きした上で「非公知の行政運営上のプロセスを上司の許可なく、外部に流出させることは、国家公務員法(守秘義務違反)になる可能性がある」と述べた。
国家公務員法100条は「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする」と規定され、違反したと判断されれば1年以下の懲役が課せられる。
義家氏は国家公務員法の説明をしたに過ぎないが、蓮舫氏をはじめ、民進党からは「内部告発者を威嚇するような発言だ」(野田佳彦幹事長)といった反発が相次いだ。
義家氏を批判する一方、民進党はメディアに証言した現役の文科省職員や「面従腹背」を座右の銘と公言する前川氏らを「勇気を持って語っておられる」(山井和則国対委員長)と手放しで賛美する。
× × ×
ただ、民進党には、文科省職員と同じ内部告発者を見捨てた過去がある。
平成22年9月に発生した尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件。当時の旧民主党・菅直人政権は中国漁船が海保の巡視船に体当たりする映像を国民から隠蔽しようとしたが、海上保安官(当時)の一色正春氏の手によって世に出された。
一色氏は民主党政権から糾弾される。
当時の仙谷由人官房長官は「由々しき事件だ。徹底的に調べていただかないといけない。その広さと深さの想像がつかない」と述べ、告発行為の悪質性を強調した。逮捕は見送られたもの、一色氏は12年勤めた海保を退職せざるを得なくなり、国家公務員法(守秘義務違反)で書類送検された。
一色氏の行動がなければ中国漁船の違法性を国際社会に発信する機会は失われていたかもしれない。
だが、民主党内で一色氏をかばう声は表立たず、むしろ責任論が飛び火しないように海保を所管する馬淵澄夫国土交通相(当時)をかばう姿勢が目立った。
菅氏は、産経新聞の取材に当時の一色氏の告発行為について「結果としてビデオが表に出たことは良かったと思っていた。ただ、ビデオは当時裁判資料になっていたため、(政権内で)専門家を称する人が『表に出すな』というもんだから…」と責任転嫁ともとれる発言をした。
漁船衝突事件から7年がたち、民主党は民進党に党名を変えた。蓮舫氏は6月29日の記者会見で、加計学園問題の内部告発者との対応の整合性について「旧民主党と今の民進党を比較して、どう答えればいいか…」と一色氏の対応について評価を避け、公益通報者保護のために制度改正に尽力すると語るにとどめた。
蓮舫氏には、前川氏ら文科省の“勇気ある”告発者と同じく、当時の民主党政権時代で振り返られなかった一色氏の義憤にも思いもはせていただきたい。
(政治部 奥原慎平)
産経新聞 2017.7.3
山田氏、福本氏悲痛 「ええで、ええで」の名将・上田利治氏死去
2017.07/03 (Mon)

88年、阪急さよなら試合の語、「ブレーブスはファンのもの」と
あいさつする上田利治監督
阪急(現オリックス)、日本ハムで監督を務めた上田利治(うえだ・としはる)氏が1日午前2時55分、肺炎のため川崎市内の病院で死去した。日本ハムが2日、発表 した。80歳だった。阪急監督時代の1975年から日本シリーズを3連覇するなど、リーグ優勝5度、日本一を3度記録。歴代7位の監督通算1322勝、03年に野球殿堂入りした名将の訃報に、野球界は悲しみに包まれた。
上田氏の訃報に、誰もが驚いた。75~77年の日本一3連覇に貢献した阪急戦士たちも悲しみに暮れた。
球団初の日本一となった75年に4番を任された長池徳士氏は「今朝知りました。体調が悪いとは聞いていましたが…」と絶句。関大の後輩で引退後は監督とコーチとして接した山口高志氏は「4年ほど前に神宮の記者席で会ったのが最後」と驚いた。「世間では“ええで、ええで”の口癖が有名でしたが、コーチの私には“あんたなあ”で、これが聞こえてくると“選手に甘い”とお小言が始まった。私にとっては恩師の集大成のような方」と故人をしのんだ。
阪急、オリックス、日本ハムを指揮し、上田氏は監督20年間で歴代7位となる1322勝。エースとして黄金期を支えた山田久志氏は「普段は温厚でも野球になると激しく、熱くなる方だった。阪急ブレーブスを球界の勇者に導かれた」と残念がった。
今も語りぐさなのは、78年ヤクルトとの日本シリーズ第7戦。大杉勝男が左翼ポール際に放った飛球が本塁打と判定され、1時間19分の猛抗議。判定は覆らなかったがソフトバンクの佐藤義則投手コーチは「自信があったから、あれだけ抗議したのだろう」と当時を思い出した。
上田氏について、歴代1位の1065盗塁を誇る福本豊氏は「投手の癖を見抜くなど情報を収集し、緻密な阪急の野球をつくりあげた」と言い、中日の加藤秀司2軍打撃コーチは「西本(幸雄)さんに野球を教えてもらい、上田さんに野球を勉強させてもらいました」と振り返る。住友平氏は「人を動かすことにかけては超一流。現役引退するときに“コーチになれ”と指導者の道を切り開いてくれた」と感謝した。
◆上田 利治(うえだ・としはる)1937年(昭12)1月18日、徳島県生まれ。徳島海南から捕手。関大では村山実(元阪神)とバッテリーを組み56年の大学選手権優勝。59年に広島入り。現役3年間で通算121試合で打率.218。62年から広島、阪急のコーチを務めた。74~78年、81~88年阪急監督、89、90年オリックス監督、95~99年日本ハム監督。75年から3年連続日本一。78、84年リーグ優勝。監督通算20年で1322勝は通算勝利数歴代7位。03年野球殿堂入り。
スポニチアネックス 7/3(月) 6:00配信
巨人の自力V消滅!72試合目…異例の早さ 由伸監督
2017.07/03 (Mon)
つながり欠く打線に苦言も
9回、DeNA・桑原に満塁本塁打を許した巨人・カミネロ
=東京ドーム(撮影・長尾みなみ)
まさに悪夢だった。4-2の9回、制球が定まらない巨人守護神カミネロが2死満塁のピンチを招く。桑原に甘く入ったカットボールを捉えられ、痛恨の逆転満塁本塁打を浴びた。
「調子が良くなかった」とうなだれるカミネロ。直前の8回には2死満塁で村田が走者一掃の3点二塁打で逆転し、ムードが高まっただけにナインのショックは大きかった。「本当は逃げ切らなくてはいけないところ」と高橋由伸監督は悔やんだ。
「投」だけでなく「打」もちぐはぐだった。6、7回はいずれも先頭打者が出塁しながら併殺打と、バント失敗による併殺で無得点。「もっと仕掛けを早く、点を取れるときに取っておかないと」と指揮官はつながりを欠く打線に苦言を呈する。
シーズンの折り返しとなる72試合目でチームは自力優勝の可能性が消滅した。異例の早さ。「あした(2日)勝てば状況は変わる」と監督は前を向いたが、3連敗でチームの借金は「10」にまで膨らんだ。
7月に入ったばかりなのにチームには“秋風”が吹き始めている。(三浦馨)
産経新聞 2017.7.2
【産経抄】豚小屋の中で餌を食らう生活
2017.07/03 (Mon)
香港という地名のいわれについては諸説ある。もっとも有力なのは、明の時代にこのあたりに植えられていた香木に由来するというものだ。外国産の高級品の取引の場でもあった。「しぜんに『香』の港という名称がうまれたのかもしれない」と、作家の陳舜臣さんはいう(『香港』)。もっとも清朝政府が、住民の移住を進めたことで、香木産業は壊滅してしまった。
現在の香港住民にとっての香木とは、中国本土では到底望めない、言論の自由と司法の独立に他ならない。「一国二制度」によって、50年間は香港に高度の自治を認め、それらを守る。かつての中国の最高実力者、トウ小平氏が、英国のサッチャー首相に約束して、英国から中国への香港の主権の返還が実現した。
今月1日、返還20年を記念する式典が香港で開かれた。中国の習近平国家主席は一国二制度について、「中国による前例のない偉大な事業」と自賛した。もっとも2年前には、共産党の批判本を扱った書店の関係者が中国当局に身柄を拘束されている。とても、言論の自由が守られているとはいえない。
ノーベル平和賞受賞者でもある中国の民主活動家、劉暁波氏が、服役中に末期がんと診断されたニュースも、香港住民に衝撃を与えているようだ。習氏に対する数万人規模の抗議デモでは、劉氏の釈放を訴える声も上がった。
劉氏は2009年に、政府転覆扇動などの容疑で当局に逮捕された。その前年、小紙に寄せた原稿のなかでこう述べている。「中国人はこうして、豚小屋の中で餌を食らう生活を強いられ、自由と尊厳を求める権利を奪われてしまった」。香港住民の間で、自分を「中国人だ」と考える人が激減しているという。当然だろう。
産経新聞 2017.7.3
【読売社説】都議選自民大敗 「安倍1強」の慢心を反省せよ
2017.07/03 (Mon)
◆小池氏支持勢力の責任は大きい小池都政の改革に期待したい。それ以上に、自民党の安倍政権の驕おごりと緩みに反省を求める。それが、首都の有権者が示した意思と言えよう。
東京都議選は、小池百合子知事が代表を務める初陣の地域政党「都民ファーストの会」が躍進し、自民党に代わって第1党の座を確保した。
公明党、無所属などと合わせた小池氏支持勢力の議席の合計は、半数を大きく上回った。小池氏は、都政運営を進める安定的な基盤を築くことに成功した。
◆公明と二人三脚が奏功
自民党は、歴史的な惨敗を喫した。長年、緊密に連携してきた公明党と袂たもとを分かった影響に加え、国政の加計学園問題に関する政府の不十分な説明や、稲田防衛相らの失言が響いた。
知事が地域政党の先頭に立つ選挙戦は都民の関心を集め、投票率は51・27%と前回を上回った。
都民ファーストの原動力は、小池氏個人の高い人気だ。公明党との選挙協力も功を奏し、安倍政権に対する批判票の受け皿となった。1人区を次々と制し、複数区でも着実に議席を得た。
公明党は、小池氏と二人三脚で都政を安定させると訴え、7回連続で全員当選を果たした。
小池氏は記者会見で「期待以上の成果で、都民の理解を得たことに感動すると同時に、責任の重さを痛感する」と勝利宣言した。
昨年8月の就任以降、小池氏は豊洲市場の盛り土問題などを追及し、都の縦割り組織の弊害や無責任な体質を浮き彫りにした。情報公開による都政の透明化を掲げる姿勢も都民に評価された。
市場移転問題では告示直前、豊洲に移したうえで築地を再開発する案を示し、「決められない知事」との自民党の批判をかわした。
ただ、二つの市場機能をどう併存させるのか、詳細は語っていない。具体的な計画や収支見通しを早期に提示する必要がある。
◆閣僚らの失言も響いた
自民党は、現有の57議席から大幅に後退した。過去最低だった2009年都議選の38議席をも大きく下回った。
下村博文都連会長は、「国政の問題が都議選に直結したのは非常に残念だ」と語った。
加計学園問題を巡る疑惑に安倍政権がきちんと答えなかったことや、通常国会終盤の強引な運営、閉会中審査の拒否などに、有権者が不信感を持ったのは確かだ。
都議会自民党は、小池氏の改革に抵抗しているイメージを払ふっ拭しょくできなかった。麻生副総理兼財務相や自民党の二階幹事長が応援演説で、独自のメディア批判を展開したことも、政権党の慢心を印象づけ、逆風を加速させた。
国政選並みの挙党態勢で臨んだ都議選の敗北は、自民党にとって打撃だ。衆参両院選で4連勝し、「1強」と評される安倍首相の求心力の低下は避けられまい。
年内に予定される憲法改正の自民党案の作成・国会提出など、大切な課題が山積している。来年9月には自民党総裁選も控える。
安倍首相は、今回の敗北を重く受け止め、政治姿勢を真剣に反省しなければなるまい。国民の信頼回復には、政権全体の態勢を本格的に立て直す必要がある。
言葉で「低姿勢」を強調するだけでは済まされない。疑惑や疑問には丁寧に説明し、重要政策で着実に結果を出すべきだ。
民進党は、告示前に立候補予定者の離党が相次ぎ、苦戦を強いられた。自民党の「敵失」を選挙に生かせないのは、国政の野党第1党として深刻な状況だ。
共産党は、自民党への批判票を集め、議席を増やした。
都議選で各党は、待機児童対策や防災、受動喫煙防止条例の制定などの公約を打ち出したが、政策論争は概して低調だった。
◆知事の監視機能が重要
新たな都議会では、小池氏支持勢力が多数派を占めても、二元代表制の基本を踏まえ、知事との一定の緊張関係を維持すべきだ。
懸念されるのは、小池氏との「近さ」を訴えて当選した新人議員たちが単なる「追認集団」になることである。政治経験に乏しい人が多いだけに、知事にモノを言えない可能性が指摘される。
知事と一線を画し、都政をチェックする役割を果たさなければ、小池氏が批判してきた「古い議会」と同じになりかねない。
小池都政では、一部の外部有識者らの提言を重視した政策決定が目立っている。無論、議員への過度な根回しなどは排すべきだが、都議会という公式の場で政策論議を尽くすことは欠かせない。
読売新聞 2017年07月03日
朝刊 都議選、自民が歴史的大敗 小池氏勢力が過半数
2017.07/03 (Mon)

当選確実を示す緑色の花が並ぶボードの前で笑顔を見せる都民ファーストの会の小池代表
=2日午後9時58分、東京都新宿区で(平野皓士朗撮影)
安倍晋三首相の政権運営を左右する東京都議選(定数一二七)は二日投開票された。自民党は現有五十七議席から二十三議席に減らし、過去最低だった三十八議席を大幅に下回って歴史的な大敗を喫した。小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」が四十九議席と自民党に代わり第一党となり、二十三人全員当選の公明党などを合わせた支持勢力で計七十九議席と過半数を制し圧勝した。首都での敗北は「安倍一強」体制への大きな打撃で、首相の求心力低下は必至だ。
自民党都連の下村博文会長は敗北した責任を取り、都連会長を辞任する意向を記者団に表明した。萩生田光一官房副長官も都連総務会長を辞める。
都議選で、これまで自民党の議席が最も少なかったのは一九六五年と二〇〇九年の三十八議席。七つの一人区のうち、自民は一人しか当選できず、残る六つは都民ファーストの候補が当選した。女性候補の当選は三十六人で過去最多となった。
共産党は現有から二増で十九議席。民進党は五議席と二減だった。自民党と公明党は議席同数で都議会第二党となった。
首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を巡る経緯のほか、都議選応援で「自衛隊としてもお願いしたい」とした稲田朋美防衛相の失言などが重なり、自民党への逆風となった。長期政権を維持して任期中の憲法改正を目指す首相の戦略に影を落としそうだ。
首相は二日夜、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉(すがよしひで)官房長官、甘利明前経済再生担当相と都内で会食し、都議選の結果に関し「謙虚に受け止めながら結束して政策重視の政権運営にまい進すべきだ」との認識で一致した。
小池氏は国政転身を否定しているが、都民ファーストは次期衆院選をにらみ、国政進出の足場を築いた形だ。都民ファーストは千代田区選挙区などの一人区から定数が多い選挙区まで圧倒的な強さを見せた。
◆投票率は51・27% 7ポイント上昇
都選挙管理委員会によると、都議選の確定投票率は51・27%で、前回の43・50%を7・77ポイント上回った。期日前投票者数の最終結果は百三十五万五千百六十三人で前回より約四十五万七千七百人増え、一・五倍となった。
◇
「都民ファーストの会」は二日、東京都議選で推薦していた無所属候補十一人のうち、当選した候補について追加公認すると発表した。都議選では計六人が当選を果たした。

<お断り> 「都民ファーストの会」が発表した追加公認の当選者は、紙面では無所属として扱います。
<小池知事支持勢力> 小池百合子東京都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」の公認候補と、同会が推薦する無所属候補、選挙協力している公明党と地域政党の「東京・生活者ネットワーク」の公認候補。これらを合わせた88人が、都議会(定数127)の過半数64を確保できるかどうかが今回の都議選の焦点だった。
中日新聞 2017年7月3日
文科省人事 粛清対象は文書発信女性課長補佐や喜平隊か
2017.07/03 (Mon)
加計学園問題で追い込まれた官邸側は内部情報を次々と流出させる霞が関への報復に動き出した。だが、その先にはさらに巨大な“地雷”が埋まっているのかもしれない--。官邸が関与を否定するたびに、それをあざ笑うように新たな証拠文書が出てくるのだから、安倍晋三首相の面子は丸潰れだ。菅義偉官房長官が“怪文書”と貶めた〈総理のご意向〉文書は文科省の再調査で本物と認めざるを得なくなり、安倍首相自身が国会閉会にあたっての会見で「(獣医学部新設のプロセスに)一点の曇りもない」と胸を張った直後に、6月19日のNHKの「クローズアップ現代+」で新文書が報じられた。松野博一・文科相はこの新文書も本物と認めざるを得なくなり、まさに泥縄だ。
「官僚人事を握る菅官房長官は、一連の情報リークに激怒している。これが他省庁にまで広がる前に7月の文科省人事で大鉈を振るい、反乱軍の息の根を止めるつもりだ」(官邸官僚)
文書の存在の再調査も、それを名目にした情報流出の“犯人捜し”と証拠集めが真の目的だと見られる。
「粛清」に向けた動きの先鞭は、再調査が始まった後の義家弘介・文科副大臣の国会での発言だ。「非公知の行政運営上のプロセスを許可なく外部に流出させることは、国家公務員法(違反)になる可能性がある」と公然と処分の可能性に言及したのである。
粛清対象と見られているのは、文書の発信元とされる同省高等教育局専門教育課の女性課長補佐、その上司の課長、高等教育局長も監督責任は免れそうにない。公然と政権を批判した前川喜平・前文科事務次官の元部下で、省内で「喜平隊」と呼ばれる前川派官僚にも及ぶという見方もある。
※週刊ポスト2017年7月7日号
ZAKZAK 2017.7.2
まさか…台湾人がこんなにも「日本好き」だなんて 中国
2017.07/03 (Mon)

台湾には親日家が多いと認識している日本人は少なくないだろう。台湾では日本のドラマや音楽の人気が高く、日本好きの台湾人を指す「哈日族」という言葉が生まれ、定着するほど、台湾では日本が身近にあると言える。
中国メディアの今日頭条は1日、台湾でこのほど、「台湾人がいかに日本好きかを討論するテレビ番組」が放送されたことを紹介した。
記事は、台湾で放送されたテレビ番組の内容で、司会者が「世界では韓流が流行しているが、われわれ台湾人は日本好き」と述べ、その証拠の1つとして台湾人の海外旅行で好きな都市はトップ10のうち、「日本の都市が5つもランクインした」ことを紹介した。
さらに、同番組では台湾在住の各国のゲストが「台湾人の日本好き」を討論したことを紹介。やはり各国のゲストから見ても台湾人は本当に「日本好き」であるようで、「スポーツの大会があると多くの台湾人は日本代表を応援する」という意見や、「台湾人は初の海外旅行は必ず日本を選ぶ」という意見があったことを紹介した。
また、日本人のゲストが「台湾では『自分は日本人だ』と言うと、誰もが態度を変え、非常に親切になったり、記念撮影を取りたがる」と述べたことを伝え、やはり台湾人は「非常に親日的」であることを伝えた。
台湾人が日本をこれだけ好きでいてくれるのは、日本人としては非常に嬉しいことだ。台湾は日本にとって価値観を共有できる相手であり、今後もこの良好な関係が続くことを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)
サーチナ^ 2017-07-02
【ポトマック通信】置き去りにされる医療問題の全体像
2017.07/03 (Mon)
トランプ米大統領と共和党が目指す医療保険制度改革(オバマケア)改廃の評判が悪い。5月に下院を通過した法案でも上院が最近発表した別の素案でも、成立した場合には、無保険者が現行制度を維持した場合より2千数百万人増えると試算されている。オバマケアは2010年に関連法案が成立し、これまでに無保険者を約2千万人減らす効果があった。試算通りなら共和党案はこの成果を吹き飛ばすかたちだ。大統領選でトランプ氏に敗れたクリントン元国務長官はツイッターへの投稿で「改廃法案を成立させたら共和党は『死の政党』だ」と糾弾した。
ただしオバマケアの成果の陰には根深い問題が潜んでいる。オバマケアは低所得者に補助金を出すなどして保険購入を促しているが、医療費が国際的にみて突出して高いという根本的な問題は残ったまま。オバマケアの導入後も保険料の上昇は続いている。
また米国の15年の平均寿命は78・8歳で前年より0・1歳短くなった。HIV(エイズウイルス)関連の死者が増えた1993年以来22年ぶりの短命化だ。
共和党も民主党もオバマケアの命運を語るばかりで、米国の医療問題の全体像には目を向けていない。有権者がワシントン政治への不信感を強めるのも無理はない。(小雲規生)
産経新聞 2017.6.30
【甘口辛口】故障の影響が心配される稀勢の里…
2017.07/03 (Mon)
完ぺきに治して100%で出場するも横綱の務め9日初日の名古屋場所まで1週間を切ったが、横綱稀勢の里が稽古で精彩を欠いているようだ。1日の二所ノ関一門の連合稽古では小結嘉風の左下手からの出し投げを食った際、負傷を抱える左腕を強打したという。視察した解説者の北の富士さん(元横綱)が「左腕が使えていない。まだ治っていないのでは」と不安視する報道もあった。
前日の連合稽古でも嘉風には9勝12敗で、この日も2勝7敗。稽古は勝ち負けではないとはいえ何とも心許ない。名古屋入り前には部屋で弟弟子の新大関高安と互角に稽古し、いい感触をつかんだようだが、身内の稽古でもある。高安が「また、けがさせたら…」と気を使ったかもしれない。
稀勢の里はまだ出場について明言はしていない。稽古しているからには出場宣言も同然で、先月には茨城・鹿島神宮での土俵入りや地元牛久市の激励会など一連のイベントにも出席しており「休むはずはない」とファンは信じているだろう。半面、故障があれば徹底的に治し完璧な相撲を取るのが横綱の責任でもある。
新大関高安は2日間の連合稽古のうち6月30日は「体が張っている」と欠席した。「周りに合わせる必要はなく自分のペースでやる。自分の体だから」と話したという。まさに正論で、稀勢の里も体調を客観的に見るもう一人の自分と相談しながら稽古を進めるべきだったのではないか。
責任感の強い横綱だけに出場しか頭にないはず。しかし、この状態で出場し再び途中休場するようなことがあれば秋場所は進退を問われかねない。昔なら先を考え師匠の判断でストップがかかってもおかしくない状況だ。どうする稀勢の里。思案のしどころといえる。 (今村忠)
サンケイスポーツ 2017.7.3
朝刊 藤井四段、30連勝ならず 佐々木五段に敗れる
2017.07/03 (Mon)

佐々木勇気五段に敗れ公式戦の連勝記録が「29」でストップした
藤井聡太四段=2日夜、東京都渋谷区の将棋会館で
将棋の最年少棋士で、プロデビューから無敗を続けていた中学三年生の藤井聡太四段(14)=愛知県瀬戸市=が二日、東京都渋谷区の将棋会館で指された対局で佐々木勇気五段(22)に敗れた。日本中をわかせた新星による公式戦歴代最多の連勝記録は「二十九」でストップした。
対局はタイトル戦「竜王戦」の決勝トーナメント二回戦。振り駒で後手となった藤井四段は、佐々木五段の積極的な攻めに、序盤から苦しい展開を余儀なくされた。後半、勝負手を連発して追い上げたが届かず、対局開始から約十一時間半後の午後九時三十一分に投了した。
佐々木五段は二〇一〇年、十六歳でプロ入り。一三年には若手棋戦「加古川青流戦」で優勝するなど、近年活躍のめざましい強豪。
藤井四段の今年中のタイトル挑戦の可能性はなくなった。他の棋戦では、棋王戦の挑戦者決定トーナメントに進出している。藤井四段の次戦は六日。名人戦順位戦C級2組の対局で中田功七段(49)と戦う。
◆藤井四段「押し切られました」
<藤井聡太四段の話> 連勝は、いつかは止まるものです。きょうは機敏に来られ、押し切られました。勝負どころなく敗れたのは残念。今後も普段通りに、一局一局を大切に指していきたいと思います。
中日新聞 2017年7月3日
糖尿病の人は、歯周病になりやすい
2017.07/03 (Mon)
サプリで認知症予防歯周病と糖尿病の関連性に気がついたのは、テレビ電話を用いた遠隔医療の経験からです。高齢化が進んだ過疎地域のみならず、都市部においても医師不足は深刻な問題で、対策が急がれています。そんななか、情報コミュニケーション技術(ICT)を活用した遠隔医療が問題解決の有効な手段になることが期待されています。
慶應義塾大学で2007年から、テレビ電話を用いた遠隔医療の実証実験を行ってきました。東京都内の高齢者40人の中には、テレビ電話で私が月1回、計3回指導したのみで重度の糖尿病患者の血糖値がほぼ正常になったケースがありました。08年から、東京都奥多摩町の約200人、09年からは岩手県遠野市の400人。11年からは、北海道喜茂別町、ニセコ町、積丹町、島牧村の100人に遠隔医療をしてきました。予想以上の効果に驚いています。
指導のポイントは、よく噛んで味わって食べること、歩くこと、それに、口腔内ケアを実践することでした。アンケートで歯が現在何本残っているかを記載していただくと案の定、糖尿病の方は、本数が少ない結果となりました。9年間の指導の中で、徹底した歯磨き、歯間ブラシ・フロス(糸ようじ)をした方、また、良く噛んで食べるようにした方は、糖尿病がよくなっていきました。逆に、糖尿病の悪化傾向に陥っていった人々は、歯周病になっていた方も多くいらしたのです。
「糖尿病の人は、歯周病になりやすい」、逆に「歯周病の人は、糖尿病になりやすい」のです。
糖尿病と歯周病の関連性に気がつくとともに、口腔内ケアの重要性を認識しました。最近、歯周病が全身に悪影響を与えることに注目が集まると同時に、糖尿病と歯周病の関連性の科学的根拠が明らかになってきました。
歯周病をコントロールすることで、糖尿病が改善する。糖尿病をよくすれば歯周病も改善されます。予防医療の観点からぜひ、覚えておきたいですね。
ZAKZAK 2016.06.29
■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。
【爺放談】バレンタイン症候群
2017.07/03 (Mon)
鼻が詰まって、のどがかゆい-人生で初めて花粉症のような症状に悩まされている。花粉症は特定の食べ物が、症状を悪化させるらしく、長く患っている家人に聞くとシラカバ花粉症ならリンゴやイチゴ、サクランボなどバラ科に属する果物が要注意という!制約が多いのは同病の方なら理解いただけるだろう。
厚生労働省によれば、花粉症を含めアレルギー疾患の人は実に国民の2人に1人に上る-最近は子どもの食物アレルギーが増えているそうだ。
疲労回復効果のあるチョコレートも食べ過ぎると、一部の人は金属アレルギーによる湿疹が起きる-毎年2月14日ごろに病院に駆け込む人が多いため「バレンタイン症候群」とも呼ばれ、<アレルギー/食べ物よりも/上司の名>と、こんな川柳もあったが、食品は決して侮れない。
東京医科歯科大名誉教授で免疫学者の藤田紘一郎さんの、興味深い話は、東西ドイツが統一後、子どもの花粉症発症率を調べたところ、寄生虫感染率の低かった西ドイツの方が3倍も高かったとか!微生物や寄生虫と共生しているほど体の抵抗力が強まるのではないか、と語っていた。
せっかくの若葉の季節、野外に飛び出して動植物に触れたいもので、子どもたちの体の免疫を高めるためには必要な体験になるはず-除菌や消臭をうたった商品があふれているが、潔癖も過ぎれば害をなすかもしれない。
【7月03日】立浪草(たつなみそう)
2017.07/03 (Mon)
花言葉 私の命を捧げます 
花の形が浮世絵に描かれる波のようなので、立浪草と呼ばれます。
「立浪の模様」の着物は江戸時代たいへん人気を集め、陶磁器の
模様にも使われました。
【今日は何の日】
○ソフトクリームの日
1951(昭和26)年、明治神宮外苑で行われた米軍主催のアメリカ独立記念日を祝うカーニバルでソフトクリームが販売され、初めて一般の日本人がソフトクリームを食べた。
○通天閣の日
1912(明治45)年、大阪市浪速区に通天閣が完成した。
1903(明治37)年の第5回内国勧業博覧会会場跡地の西半に娯楽地「新世界」を開発した際、その中心にパリのエッフェル塔を模して作られた。
第二次大戦中に金属回収のため撤去されたが、1956(昭和31)年に再建された。
