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DATE: 2008/07/06(日)   CATEGORY: コラム
真ん中に立つ【編集手帳】

欧米の首脳たちがリラックスした様子で、一団となって歩いている。福田首相は一人だけ、1メートルほど遅れてついていく。30年前の西独ボン・サミットを報じる紙面に、そんな写真が載っていた。福田首相とは、もちろん現首相の父、赳夫氏。「一歩下がって孤立漂わす」と見出しがついている。

 

初期のころのサミットの、お定まりの光景だ。日本の総理大臣はいつも隅の方にいて、どこか“出席させてもらっている”という雰囲気だった。

 

最近のサミットではわが首相が一団の中にいようが端にいようが、かつてほど関心事にならない。今はさまざまな形で首脳会合が頻繁に行われることもあるが、日本の存在感と責任の大きさは、もう誰もが分かり切っているからだろう。

 

きょう6日、洞爺湖サミットに出席する各国首脳が続々と来日する。議長を務める現・福田首相は、いやおうなしに真ん中に立つ。

 

地球温暖化、食料危機、原油高騰…。たじろぐほどに、深刻なテーマが山積している。康夫氏の手綱さばきに期待しつつも、隅の方で控え目にしていられた時代であれば――などと、少しばかり思わぬではない。

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