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朝刊 米、北朝鮮攻撃に言及 4月日米協議「中国の対応次第」
2017.04/12 (Wed)
北朝鮮の核・ミサイル問題を巡り、米政府が米中首脳会談を控えた四月上旬の日米高官協議で、中国の対応によっては北朝鮮への軍事攻撃に踏み切る可能性に言及していたことが分かった。「ストライク(攻撃)」という表現を使い、この方針をトランプ米大統領が中国の習近平国家主席に伝達するとも説明した。複数の日米外交筋が明らかにした。日米で協力して中国に具体的行動を促す狙いがあるとみられる。日本政府は「攻撃に出れば、日本は韓国と共に標的にされかねない」(政府筋)と懸念を米側に既に伝えている。トランプ氏は米時間六、七日の習氏との会談で、中国の協力が得られなければ「単独行動」も辞さないと強調。日米間で対北朝鮮戦略をどこまで共有できるかが重要課題に浮上した形だ。トランプ氏の単独行動発言が北朝鮮への軍事攻撃を意味することも裏付けられた。
外交筋によると、米国務省高官は日米協議で「中国が北朝鮮への圧力を強化するか、米国がストライクするか、二つに一つの選択肢しかない」と明言。この言い回しをトランプ氏は習氏に伝えた可能性が高い。
この発言を受け、日本側では北朝鮮対応について「あらゆる選択肢」を検討しているとするトランプ政権が実際に武力行使を選択肢に置いているとの見方が広がった。
日米高官協議後の六日、安倍晋三首相とトランプ氏は電話会談。首相はトランプ氏が「全ての選択肢がテーブルの上にある」と語ったと記者団に明らかにしている。米海軍は米時間の八日、原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を朝鮮半島近くに向かわせたと発表している。
中日新聞 2017年4月12日
