朝いちの岳道ですよ〜ん
日々のニュースからコラムの配信だよ〜ん
DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
Ads by Google
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2009/01/04(日)   CATEGORY: コラム
駅伝【春秋】

早大のアンカーが芝・増上寺付近で疲労のため朦朧(もうろう)となった。その時、中村清監督が伴走車を降り「都の西北」を大声で歌って先導し優勝を飾った。これは半世紀も前の箱根駅伝のエピソードだが今年も正月の風物詩にドラマはあった。

 

例年にないほどの人波が押し寄せた。駅伝というタスキを媒介とする人間の熱いドラマに心を動かされた人々であろう。不況下の「巣ごもり」状態で列島は不透明感を増す。しかし、こんな世の中だからこそ「がんばれ」という思いは人の心に強い。日本発祥のこの競技は走る者と観る者に連帯感や絆(きずな)を感じさせる。

 

ゴール前では最後のチームまで順位に関係なく声をからす人垣が崩れなかった。駅伝は1人の活躍だけでは勝てない。優勝した東洋大は、昨年暮れに部員の不祥事で出場も危ぶまれた。5区の山上りで1年生の柏原選手が8人抜きの快走をやってのけたが、力以上のものが出たのだろう。

 

年末に「いのちの道を駆け抜ける」という本をいただいた。筆者の加藤一雄さんは中学時代のアントニオ猪木に砲丸投げを指導した自称「陸上教」の教師。「速い人、勉強のできる人は楽しいから、練習がちゃんと出来るのは当たり前。だから遅い人、苦しい練習しか出来ない人への労(いたわ)りの心を忘れずに」。タスキにはこの心が宿っている。【春秋】

page top
Copyright © 朝いちの岳道ですよ〜ん. all rights reserved. ページの先頭へ