岳道の時事放談ですよ〜ん
HOME » 甘口辛口 » Entry
【甘口辛口】サムライが海を越え、イタリアへ渡る
2012.03/03 (Sat)
サムライが海を越え、イタリアへ渡る。サッカーなら、日本代表DF長友佑都(インテル・ミラノ)をはじめ数多くのプレーヤーがいる。だが、野球となると、珍しい。先日、西武から自由契約となったG・G・佐藤外野手(佐藤隆彦)がイタリアのプロ野球、ボローニャに入団するという記事が載った。2008年北京五輪で日本代表にも名を連ねた選手。あの時の痛恨の落球ばかりがクローズアップされがちだが、「ファンを愛し、ファンに愛される選手になりたい」をキャッチフレーズに、07年から3年連続で20本塁打以上を放ったパンチのある打撃は印象に残っている。
意外な選択だが、過去には前田勝宏(元中日)、小野剛(元西武)もイタリアでプレーしたことがある。現在、イタリアンベースボールリーグ(IBL)に所属するボローニャは過去にリーグ制覇9度、欧州王者3度の強豪。外国選手枠の助っ人扱いとなるだけに、期待も大きく、それなりの年俸もあるとも聞く。
33歳の佐藤。昨年末には合同トライアウトを“受験”する姿が見られた。下柳剛(元阪神)のように楽天入りできたベテランもいれば、桜井広大(同)のように独立リーグ・香川から再出発する者もいる。韓国や台湾でのプレーを選ぶ選手もいるが、佐藤の活躍しだいでは、プロ野球を退団後の第2の人生として裾野が広がるのではないか。
米大リーグでのプレーを希望する松井秀喜や井川慶らはまだ落ち着く先が決まっていない。キャンプからオープン戦に移る時期だ。こだわりはあってもいい。だが、ファンはプレーする姿を待っているはず。出番が多く、思う存分プレーできる環境を選んでほしい。(清水泰史)
サンケイスポーツ 2012.3.3
